唯一無二の衝撃作。
主演佐藤二朗(原田智)
〈 COMMENT 〉
ある日突然、手紙が来た。長文のその手紙の差出人は片山慎三。19年前のドラマで制作だった男だ。制作とはいえ、当時彼は21歳の右も左も分からぬ、いわゆる「使い走り」だった。でも発想や言葉が面白く、「君、オモロイな」と声を掛けたのを覚えている。そのあと彼は、数々の現場で鍛練し、感性を磨き、自腹で「岬の兄妹」という映画を監督した。その彼からの手紙には「自分の商業作品監督デビューとなる次作の主演を是非、二朗さんにやって欲しい」と書いてあった。手紙に添えられた、彼の商業デビューとなる「さがす」という妙なタイトルの脚本を読んでみた。「よくぞ俺のところに話を持ってきた」と思った。ちょっと凄い作品になると思う。ご期待を。
伊東蒼(原田楓)
〈 COMMENT 〉
初めて台本を読んだとき、難しそうだけどこの役をやりたい、この機会を逃したくないと思いました。
撮影中、片山監督が「もう一回、もう一回」と何度も同じシーンを繰り返されるので、はじめは不安が大きかったのですが、楓と私の境目がわからなくなるくらい、思い切って、がむしゃらに頑張りました。
楓の抱える悲しみや不安がどのように変化していくのか、是非劇場でご覧頂きたいと思います!
清水尋也(山内照巳)
〈 COMMENT 〉
山内照巳役を演じさせて頂きました清水尋也です。
片山監督・佐藤二朗さんをはじめとした素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にこの作品に参加できた事、光栄に思います。
台本を読ませて頂いた時、ページを捲る手が止まらなかったと共に、山内という印象的なキャラクターを演じる事への不安と興奮が入り混じった気持ちを抱きました。
また、現場では監督と日々ディスカッションを重ね、不穏で底の見えない山内の空気感を丁寧に作り上げました。
決して妥協せず、より良いモノを追求する監督の気持ちに応えられるよう、一層気持ちに熱が入りました。
目の背けられないリアルな温度感のストーリーを映像に落とし込む事が出来たと思います。
皆様にお届け出来る日が大変楽しみです。
森田望智(ムクドリ)
〈 COMMENT 〉
初めて脚本を読んだ時、これはすごい話だと衝撃を受けました。
粛々と不穏な空気が漂う中に、見過ごせない何かを感じました。
それが何か知りたくて、私が演じるムクドリさんと共に撮影期間を過ごした気がします。
片山監督の丹念で奇抜な演出は、役の着地点がどんどん変化していくので、想像を超える発見があり、とても楽しかったです。

コロナ禍で、なかなか思うように作品作りが出来ない今、キャスト、スタッフさん、それぞれの濃密な想いが各シーンに刻み込まれています。
そんな色濃いこの作品が早く皆さんの元に届くといいなと心から待ち遠しく思います。
監督・脚本片山慎三
〈 COMMENT 〉
大阪に住む父が指名手配犯を見かけた、という実体験から生まれたオリジナル作品です。商業デビュー作ということもあり、よりエンターテイメントな作品にしたいという気持ちがありました。オリジナルだからこそ立ち帰る場所が常に自分自身でした。自問自答し、自分が作家として試されているような、良い意味での気合いと思いが入っています。本作のワールドプレミアが釜山国際映画祭で迎えられることとなり嬉しく思います。映画を観てどういう反応が返ってくるのか非常に楽しみに思います。ぜひ日本での公開も心待ちにしていてください。
PROFILE
主演佐藤二朗(原田智)
1969年5月7日生まれ、愛知県出身。俳優、脚本家、映画監督などマルチに活躍。1996年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ、本格的に俳優活動を開始。舞台をきっかけに堤幸彦監督の目に留まり、「ブラック・ジャックⅡ」(00/TBS)で映像デビュー。以後、「浦安鉄筋家族」(20/TX)、「ひきこもり先生」(21/NHK)などのドラマや、「勇者ヨシヒコ」シリーズ(11、12、16/TX)、 『HK変態仮面』(13)、『銀魂』シリーズ(17、18)などの福田雄一監督作品で圧倒的な存在感を放ち、一躍人気を集める。自身のツイッター投稿をまとめた著書「のれんをくぐると、佐藤二朗」(山下書店)も話題に。自らの実体験をもとにした『memo』(08)や、主宰する劇団の同名作品の映画化『はるヲうるひと』(21)では監督・脚本・出演を務め、クリエイターとしての才能も発揮。その他の出演作に、『blank13』(17/齊藤工監督)、『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)、『今日から俺は‼劇場版』(20/福田雄一監督)、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(21/江口カン監督)、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』(21/河合勇人監督)などがある。
PROFILE
監督・脚本片山慎三
1981年2月7日生まれ、大阪府出身。中村幻児監督主催の映像塾を卒業後、『TOKYO!』(08/オムニバス映画 ポン・ジュノ監督パート)、『花より男子ファイナル』(08/石井康晴監督)、『母なる証明』(09/ポン・ジュノ監督)、『山形スクリーム』(09/竹中直人監督)、『マイ・バック・ページ』(11/山下敦弘監督)、『苦役列車』(12/山下敦弘監督)、『ヨコハマ物語』(13/喜多一郎監督)、『味園ユニバース』(15/山下敦弘監督)、『はなちゃんのみそ汁』(15/阿久根知昭監督)などの作品に助監督として参加。自費で製作した『岬の兄妹』(18)で長編映画監督デビューを果たし、映画界を席巻。全国6館から50館以上へ拡大公開され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国内コンペティション長編部門優秀作品賞・観客賞、第41回ヨコハマ映画祭新人監督賞、第29回日本映画批評家大賞新人監督賞などを受賞。そのほかの監督作品として、『そこにいた男』(20)や「さまよう刃」(21/WOWOW)など。本作が商業映画デビュー作であり、長編映画監督2作目となる。
PROFILE
伊東蒼(原田楓)
2005年9月16日生まれ、大阪府出身。6歳の時、ドラマ「アントキノイノチ~プロローグ~天国への引越し屋」(11/TBS)でデビュー。国内外の映画祭で話題となった『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/中野量太監督)で映画出演2作目にしてその演技が認められ、第31回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。その後、初主演を果たした『島々清しゃ』(17/新藤風監督)では、第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。そのほかの出演作に、『花戦さ』(17/篠原哲雄監督)、『ギャングース』(18/入江悠監督)などがある。今年に入り、「ひきこもり先生」(21/NHK)、連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)、『空白』(9月23日公開/𠮷田恵輔監督)などの話題作に出演。
PROFILE
清水尋也(山内照巳)
1999年6月9日生まれ、東京都出身。2012年に「高校入試」(12/CX)でデビュー。以降、『渇き。』(14/中島哲也監督)、『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』(15/成島出監督)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15/瀬々敬久監督)、『ちはやふる』シリーズ (16、18/小泉徳宏監督)、『ミスミソウ』(18/内藤瑛亮監督)、「anone」(18/NTV)、「インベスターZ」(18/TX)など多数の話題作に出演。近作に『ホットギミック ガールミーツボーイ』(19/山戸結希監督)、『東京リベンジャーズ』(21/英勉監督)、「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」(21/TX)など。現在放送中、連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)では主人公の同僚役として出演、注目を集めている。待機作に『スパゲティコード・ラブ』(2021年公開/丸山健志監督)などがある。
PROFILE
森田望智(ムクドリ)
1996年9月13日生まれ、神奈川県出身。2011年にデビューし、『リュウグウノツカイ』(14/ウエダアツシ監督)、『一週間フレンズ。』(17/村上正典監督)、『世界でいちばん長い写真』(18/草野翔吾監督)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20/瀬田なつき監督)などに出演。2019年にNetflixドラマ「全裸監督」のヒロイン・佐原恵美/黒木香役に体当たりの演技で挑み、話題を集める。また同作で第24回釜山国際映画祭アジアンフィルムマーケット アジアコンテンツアワード 最優秀新人賞を受賞。その後も「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(20/NTV)「恋する母たち」(20/TBS)「一億円のさようなら」(20/NHK BSプレミア)など多くの作品に出演。連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)やNetflixドラマ「全裸監督 シーズン2」(21)で黒木香役を続投するなど、話題作に出演し続けている。
COMMENT
人間心理に潜む恐怖と、親子の純愛を見事に融合させた傑作。
日本と韓国の映画界で学んだ監督・片山慎三の才能には嫉妬しかない。
内田英治さん(映画監督)
終始予測の出来ない展開。
観終えた後の余韻に、うまく言葉が見つからない。

今の現代社会において私たちは「さがす」というタイトルに込められた意味を、考えずにはいられないだろう。
竹野内豊さん(俳優)
映画で描かれる顛末のパズルをはめていく。足りないピースを拾い集め、空間を埋めていく。最後に残った歪なカタチのピースはどうやってもはまらない。
「君は一体誰をさがしてんの?」という言葉が頭の中をリフレインする。スリラーでありサスペンスであり青春映画でもある見応えのある映画だった。
行定勲さん(映画監督)